Emerging Biz
目次
-
メガソーラーへの設置進む蓄電池、韓国メーカーが低価格で提供
短周期変動の抑制に必須
「韓国メーカーが、事業の成り立つ価格で蓄電池を提供してくれた」(エジソンパワー)─。2015年4月に鹿児島県の徳之島で売電を開始した出力1. 99MWのメガソーラー「御船徳之島太陽光発電所」には、容量780kWhのLiイオン2次電池が設置されている(図1)。これは実証事業ではなく民間の発電事業である…
-
車載市場に食い込む条件、自動車メーカーの最新基準とは
パナソニックやソニーなどの大手電機メーカーをはじめ車載市場への注力を表明する企業は多い。だが、一朝一夕で食い込めるほど甘い市場ではない。東日本大震災後に自動車メーカーは新しい調達ルールを制定、部品メーカーは対応を迫られている。部品の提案力も問われる時代になった。自動車メーカーに選ばれる部品メーカーの…
-
逆境に挑む同社が目指すのは、MediaTekそれともAvago
2015年3月2日、富士通セミコンダクターとパナソニックのシステムLSI事業の統合が完了し、日本政策投資銀行も出資して新会社「ソシオネクスト」として事業を開始した。システムLSIの設計・開発にフォーカスし、富士通とパナソニックの両グループの連結対象にはならない、独立したファブレス半導体企業としての船…
-
欧米で台頭するプロシューマー、関連サービスを日本へ
電力自由化を控えた日本に海外メーカーが熱視線
「2016年以降に日本でプロシューマー向けのビジネスを展開できないか検討している」(フランスSchneider Electric社 Partner Business、Prosumer Business VPのMatthieu Mounier氏)─。電力小売事業の全面自由化を2016年に控えた日本に、…
-
自他ともに認める強運、ただし努力は怠らなかった
今回のSCR大喜利では、日本の半導体産業の中で数少ない勝ち組と言える東芝を題材に、同社が勝ち残った要因を探求した(表1)。
-
iPhoneの次はEV、Foxconnの「必勝」戦略
Terry Gou(郭台銘)。一代で世界の電機業界を代表する企業を作った男が率いる台湾Hon Hai Precision Industry(鴻海精密工業、通称:Foxconn)社が、電装品(カーエレクトロニクス)・電気自動車(EV)市場を開拓し始めた。同社はここでも大手企業を魅了し、劇的成長を遂げる…
-
スマホからIoTへ、移行期の技術と勢力図に注目
世界半導体市場統計(WSTS)の2014年秋季半導体市場予測では、2014年の世界半導体市場は対前年比で9.0%成長して3331億米ドルに拡大するとしている。この傾向は今年も続き、対前年比で+3.4%成長して3445億米ドルになるという。ますますの成長が期待される半導体市場だが、その中身やそれを支え…
-
困難とリスクはある、でも大きな鉱脈が存在するのは確実
最近、にわかに非ノイマン型コンピューティングの話題が増えてきた。
-
10kW以上の非住宅用太陽光のみ、買い取り価格の引き下げを提示
2015年度の再エネ買い取り価格
再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に関して、調達価格や調達期間を審議する「調達価格等算定委員会」が、2015年1月15日に開催された。2015年度の買い取り価格のうち、10kW以上のいわゆる非住宅用太陽光発電については引き下げ、それ以外の再生可能エネルギーに関しては据え置きの方向が示された。
-
期待の市場に潜む見えにくいリスク、そのリスクが生み出す新ビジネス
-
パワコンの遠隔制御機能を義務化、出力を時間単位で抑制へ
固定価格買い取り制度の運用を見直し
経済産業省 資源エネルギー庁は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)の運用見直しを2014年12月に発表した。再生可能エネルギーで発電した電力の出力を、電力会社がこれまでより細かく抑制できるようにするものだ。これにより、九州電力などが再生可能エネルギー電力の接続申し込みの回答を保留して…