Innovator
目次
-
ハードを一緒に考えないとAIの行く先は分からない
ギリア 代表取締役社長 清水 亮氏、取締役会長 北野 宏明氏
UEIとソニーコンピュータサイエンス研究所(CSL)、米WiL社が共同で設立した新会社ギリア(GHELIA)は、「ヒトと人工知能(AI)の共生社会」を実現し、「人類を進化させる」と豪語する異色の企業である。社長はUEIの清水氏、会長はソニーCSLの北野氏。清水氏の型破りな構想を、北野氏がさらに鍛える…日経エレクトロニクス
-
社内他部門との密な連携でFPGA事業をより強くする
米Intel社 Corporate Vice President, General Manager, Intel PSG Dan McNamara氏
米Intel社がFPGA大手ベンダーの米Altera社を買収してから1年半以上が経過した。車載、データセンター、5G(第5世代移動通信システム)などの成長市場で採用が加速しているFPGA事業を手に入れたIntel社は、現在どのような戦略を描いているのか。同社のFPGA(プログラマブルデバイス)事業の…日経エレクトロニクス
-
ハード“単品”売りから脱却、現場お役立ちの事業を作る
パナソニック 代表取締役 専務執行役員 兼 コネクティッドソリューションズ社 社長 樋口 泰行氏
2017年6月にパナソニックの代表取締役 専務執行役員に就任した樋口泰行氏。日本マイクロソフトなどの経営者を歴任してきた同氏が大学卒業後、最初に入社したのが松下電器産業(現パナソニック)である。約25年ぶりに古巣に戻ることになった経緯や、社長を兼任するコネクティッドソリューションズ社の方針を聞いた。日経エレクトロニクス
-
安川電機が期待する中国EV市場の“爆発力”
筒井幸雄氏:安川電機 理事 技術開発本部 開発研究所長(後編)
自社製品のテストベッドとして、次世代技術を集めた生産工場を立ち上げます。自社工場を自ら進化させることで、製品の課題や新たな開発目標が見えてくるはずです。日経エレクトロニクス
-
“安川流”スマート工場、「AI」「IoT」で外部を取り込む
筒井幸雄氏:安川電機 理事 技術開発本部 開発研究所長(前編)
IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)を活用して、スマートな工場を実現する。第4次産業革命とも称されるこのムーブメントは、世界の産業機器業界で今、最もホットな技術開発テーマだ。産業機器大手の安川電機は外部の企業や研究機関と連携する「オープンイノベーション」で、このテーマの技術革新に挑む。日経エレクトロニクス
-
Intersilとの統合は、体を張ってでも成功させる
呉 文精氏(ルネサス エレクトロニクス 代表取締役社長兼CEO)
ルネサス エレクトロニクスが成長路線を描き始めた。車載、産業、IoT(Internet of Things)分野のうち、グローバルで勝てる領域に経営資源を集中する。成長のエンジンと期待をかけるのが2016年秋に買収を発表した米Intersil社との事業統合だ。ルネサスの代表取締役社長兼CEOの呉 文…日経エレクトロニクス
-
最高の材料を世界中に、有機ELの進化を牽引
Kyulux 代表取締役(CTO) 安達 淳治氏
“iPhone採用”で話題の有機ELディスプレー。その開発、製造で世界をリードする韓国メーカーが買収に意欲を燃やすベンチャー企業が日本にある。有機EL発光材料の九州大学発ベンチャー「Kyulux」だ。同社代表取締役(CTO)の安達淳治氏に、ビジョンや戦略を聞いた。日経エレクトロニクス
-
オープンな世界最速AI基盤、そこに日本の勝機がある(完全版)
産業技術総合研究所 人工知能研究センター 特定フェロー 松岡 聡氏
2017年度第4四半期をメドに、人工知能(AI)の学習で世界最高速の環境をクラウド上に構築し、日本の関連産業を振興する。産業技術総合研究所が打ち出した計画は、このままでは海外に後れを取りかねないとの危機感の裏返しだ。計画を主導した産総研特定フェローで東京工業大学教授の松岡氏に、一連の計画の狙いと勝算…日経エレクトロニクス
-
世界のトップ企業が集まる最先端R&D拠点を日本に
遠藤 哲郎氏(東北大学 国際集積エレクトロニクス研究開発センター(CIES)センター長)
2016年8月下旬に内閣府が発表した「産学官連携功労者表彰」で、東北大学らの共同グループが「内閣総理大臣賞」を受賞した。エレクトロニクス関係の総理大臣賞受賞は久々の快挙だ。受賞の代表者である東北大学の遠藤哲郎氏に、産学官連携の在るべき姿やビジョンを聞いた。(聞き手=本誌編集長 大石 基之)日経エレクトロニクス
-
顧客との協創で課題解決、武器はナンバーワン技術
日立製作所 執行役常務 CTO 兼 研究開発グループ長 鈴木 教洋氏
日立製作所の研究開発体制が様変わりしつつある。2015年4月に発表した研究開発体制の再編で組織を一新。新たな技術を生むだけでなく、事業収益の拡大をも目的に掲げた。その新体制の立ち上げに尽力してきた同社CTO の鈴木教洋氏に、これまでの成果や今後の展望を聞いた。日経エレクトロニクス
-
感動を与えてこそソニー、VRには全力投球
ソニー 執行役副社長 鈴木 智行氏
ソニーが選択と集中を大掛かりに進め始めた。ここ数年間、業績面で足を引っ張っていた電池事業を村田製作所に譲渡することを決断。その一方で、グループ全体を挙げて注力する姿勢を明確に打ち出したのがVRである。ソニーで技術開発を統括する執行役副社長の鈴木智行氏に今後の戦略を聞いた。日経エレクトロニクス
-
若いエンジニアが生き生きとしてきた
TDK 代表取締役社長 石黒 成直氏
2016年6月末、TDKの社長が10年ぶりに交代した。前任者の上釡健宏氏からバトンを受けたのは、記録メディアや磁気ヘッドなどの事業に長らく携わってきた石黒成直氏である。世界競争が激しさを増していく今後の電子部品業界でTDKをどのように導いていくのか、グローバルでの経験が豊富な石黒氏に戦略を聞いた。日経エレクトロニクス
-
日本は「世界最速」の特許庁を目指す
伊藤 仁氏(特許庁長官)
世界の五大特許庁(日米欧中韓)の長官が1年に1回集まって、知的財産政策を議論する「五大特許庁長官会合」。2007年の第1回以降、5カ国・地域が持ち回りで開催してきたが、2016年は日本の特許庁がホスト国となり、6月2日に東京で開催された。2016年の目玉となったのは、近年のIoT(Internet …日経エレクトロニクス
-
Google級のベンチャーを日本から
TXアントレプレナーパートナーズ 代表理事 國土晋吾氏
つくばエクスプレス(TX)沿線に集う大学や研究機関などから生まれた技術を基に事業を立ち上げたベンチャーを中心に支援する。そんなユニークな活動を続けているのが、TX アントレプレナーパートナーズ(TEP)である。投資家や相談役(メンター)、ベンチャーとの連携を望む大手企業などが会員として名を連ねる。T…日経エレクトロニクス
-
AIを個人の相棒に、Appleにだって挑む
UEI 代表取締役社長兼CEO 清水亮氏
ゲームやスマホ向けアプリの開発を手掛けるUEI。同社を率いる清水亮氏は、独自のタブレット端末「enchantMOON(エンチャントムーン)」や、ディープラーニング(深層学習)専用のワークステーションなど、独自のハードウエアの開発にも熱心だ。自身のブログでenchantMOONの販売終了を宣言し、「次…日経エレクトロニクス
-
ソニーより社会貢献を優先、次はノーベル賞を取るAI
ソニーコンピュータサイエンス研究所 代表取締役社長 所長 北野宏明 氏
「協生農法」や直流を使った分散型の電力供給システムなど、独創的な技術で社会問題の解決を目指すソニーコンピュータサイエンス研究所。所長を務め、研究者としても著名な北野氏は、世の中の大問題に挑む事業になれば、ソニーほどの大企業は必ずビジネスにつなげられると見る。同所が手掛ける基礎研究の事業化への道筋と、…日経エレクトロニクス
-
サービスは生やさしくない、会社のカルチャーですから
セコム 常務執行役員 IS研究所 所長 小松崎常夫氏
セコムは自社開発したドローンによる警備サービスを2015年12月に開始した。2016年には、さらに高い位置から現場を監視できる飛行船も実用化する。これまでもIoTの先駆けと言えるサービスを次々に手がけてきた同社には、電機メーカーとは異なる価値観が息づく。研究所を率いる小松崎氏が、同社の哲学を語る。日経エレクトロニクス
-
自動運転はすぐ必要、だって待ってる人がいる
ZMP 代表取締役社長 谷口 恒氏
2020年の東京オリンピックに合わせて、無人で動く「ロボットタクシー」の商用サービスを始める。ZMPの谷口社長が掲げた目標は極めて高い。それでも同氏には勝算がある。すぐにでも必要な人がいるとの確信を胸に、現実解を導く布石を着々と打つ。日経エレクトロニクス
-
土木現場を工場のように制御、社内の電子部門が強みに
コマツ 常務執行役員 開発本部 副本部長 ICTソリューション本部 副本部長 中野 一郎 氏
コマツの「スマートコンストラクション」はドローンなどで施工対象の土地を3次元(3D)データ化して、設計図面との差分を基に工事を支援するサービスだ。土木や建築の現場の業務を、あたかも工場で製品を製造するかのように、半自動化することを目指す。同サービスの技術面を担当する中野氏に開発の経緯や将来展望を聞い…日経エレクトロニクス
-
5年以内に人工小脳、新しいサービスビジネスも
山海嘉之氏(CYBERDYNE 代表取締役社長/CEO)
「ロボットスーツHAL」などを開発するCYBERDYNEが、新たな一歩を踏み出した。独自のプロセッサーやスーパーコンピューターを開発するPEZYグループと提携して、人間の運動中枢系を一部代替できる人工小脳機能のHALへの組み込みや、各種のロボットなどを対象にしたデータセンター事業に乗り出す。同社の将…日経エレクトロニクス