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図1 Volkmar Tanneberger氏
Volkswagen社 Head of Division Electric/Electronic Development。同社の電気・電子開発部門を統括する。

 ドイツVolkswagen(VW)社の電気・電子部門トップであるVolkmar Tanneberger氏は2015年1月中旬、報道関係者のインタビューに応じ、燃料電池車(FCV)などの戦略を語った(図1)。ライバルのトヨタ自動車がFCVの開発に力を注いでいるが、VW社は現時点で否定的な見方を示した。

 VW社は将来、「都市部の移動には電気自動車(EV)、長距離にはFCV」という形ですみ分けると予想する。ただし同社の開発はEVが先行し、既に「Polo」や「Golf」をベースにしたEVを発売している。「充電インフラが世界に広がりつつある」からだ。

 加えてFCVの基礎になるのがEVで、FCVを「水素をレンジエクステンダー(航続距離を延長する方策)とみなしたEV」と考えていることも、EVを先行した理由の一つである。EVを先に開発しておけば、モーター技術などをFCVに転用できる。