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政府の普及促進策に合わせて中国各地のモーターショーで次々と電気自動車(EV)が出品され、大きなブームになったのは2010年前後のことだ。しかしその後、中国発のEVの話題は急速に減り、大規模な実証実験「十城千両」も休止状態である。その中国で最近、EV戦略を見直して再構築する動きが出てきた。

図1 2014年10月に上海で開かれた「SAE-China」の会場
上海汽車が運営する「EV ZONE」に中国製のEVが並ぶ。後方に見えるのは、同社「栄威(ROEWE)」ブランドの「E50」。
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 このところ、EVに関する中国の動きが活発だ。直近では2015年1月13~14日、中国科学技術部部長(日本の大臣に相当)のWan Gang氏ら政府高官が顧問を努める中国電動車百人会(China EV100)が、「China EV100 Forum2015」というイベントを北京で開催した。筆者は参加できなかったが、中国の産学官から約700人が出席し、今後のEV開発の方向性などが議論されたようだ。また、上海汽車、ドイツBMW社、日産自動車など合わせて20社が、EVやEV関連の部品を展示し、ワーキンググループでは充電インフラや低速走行型EVなどについて協議された模様である。

 China EV100は2014年5月の設立で、中国で2015年までに50万台、2020年までに500万台のEVの普及などを提案している。この会議で講演した中国工業情報化部のMiao Wei部長は、EVとIoT(Internet of Things)との関係性について述べ、次世代技術としてのEVの重要性を強調したという。