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 米GM社はPHEV「Chevrolet Volt」の次世代モデル(図2)を、2015年後半に発売すると発表した。2010年の発表以来、初めての全面改良となる。最大の特徴は、モーターだけで走行できる航続距離を、従来の約56kmから約80kmに延ばした点である。

図2 GM社のPHEV「Chevrolet Volt」
2015年後半に市場投入するVoltの2代目。モーターだけで走れる走行距離を50マイル(約80km)まで延ばした。車体寸法は全長4582×全幅1809×全高1432mm、ホイールベースは2694mm。
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 そのために、リチウムイオン電池の容量を従来に比べて体積当たりで20%向上させた。電池の容量は18.4kWhで、韓国LG Chem社と共同開発した。二つのモーターの効率も5~12%向上させた。リチウムイオン電池のセルを288個から192個に減らし、電池パックの質量を約9.8kg軽くした。

 発電用エンジンは新開発の直列4気筒ガソリンエンジンで、排気量は1.5L。電池の充電時間は120Vの家庭用電源で約13時間、240Vの充電ステーションで4.5時間。最大航続距離は676kmに達する。車体寸法は全長4582×全幅1809×全高1432mmで、ホイールベースは2694mmである。

 GM社はもう一つの環境対応車も披露した。EVのコンセプト車「Chevrolet BOLT EV Concept」(図3)である。一般消費者の手が届く価格で、長距離走行を可能にする。3万ドル(1ドル=120円換算で360万円)の価格と、1回の満充電で200マイル(322km)超の走行を目指している。搭載するリチウムイオン電池は、PHEVの次期Voltと同じLG Chem社製を採用する。

図3 GM社のEVコンセプト「Chevrolet BOLT EV Concept」
発売時期は明らかにしていないが、3万ドル(360万円)をターゲットとする。1回の充電で走行できる距離は200マイル(322km)超を目指す。
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 GM社と共に注目を集めたのが、ホンダが発表したAcuraブランドのスーパーカー新型「NSX」(図4)だった。2015年夏に受注を開始し、同年秋に生産を始める計画である。価格は15万ドル(約1800万円)からを予定している。

図4 ホンダの新型スーパーカー「Acura NSX」
V型6気筒の直噴ツインターボエンジンと3モーター式のハイブリッドシステム「SH-AWD」を搭載し、9速DCTを組み合わせる。
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