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 「8000歩/20分」以上の運動は、病気の予防にならない─。日経デジタルヘルスの2015年1月のページビュー(PV)ランキングでは、データが明らかにした健康づくりの意外な事実に関する記事が首位になった(表1)。普段から健康のためにウォーキングに励んでいるような読者にとっては、ドキリとする内容だろう。

表1 日経デジタルヘルスに掲載した記事の2015年1月のPVランキングトップ10
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5000人分の活動量を収集

 この記事が伝えたのは、2014年12月に東京都内で開催された「『健康寿命を延伸する健康づくり事業モデルの紹介』─成功事例から学ぶ 健康日本21とデータヘルス計画─」と題するセミナーの1コマ。東京都健康長寿医療センター研究所の青柳幸利氏が、「中之条研究」から得た知見を発表した講演だ(図1(a))。

図1 キーワードは「8000歩/20分」
「『健康寿命を延伸する健康づくり事業モデルの紹介』─成功事例から学ぶ 健康日本21とデータヘルス計画─」と題するセミナーでの講演の様子。
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 中之条研究は、青柳氏が群馬県中之条町で2000年から実践してきた健康実験。65歳以上の住民5000人に活動量計を配り、常時携帯してもらってデータを集めた。これを基に「歩数」と「速歩きの時間(中強度の活動時間)」による健康づくりの普遍的な指標を示したことで知られる。