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【動向】トヨタ、2014年度の研究開発費は過去最高の1兆円に

 トヨタ自動車の2014年度における研究開発費が、1兆円に達する見通しとなった。同社の研究開発費が1兆円の大台に達するのは初めて。同社常務役員の佐々木卓夫氏は、「先行・先端技術の開発にしっかり取り組んでいる」と述べ、過去最高の研究開発費に達しそうな理由を示した。

 2015年2月4日に開催した第3四半期決算発表会で明らかにしたもの。第2四半期決算時に示した研究開発費の見通しは9800億円だったが、200億円ほど増える。200億円のうち約半分は為替変動分で、残る半分が新しい技術の開発に投じたもの。「燃料電池車などの環境対応技術に力を入れている」(佐々木氏)ことがある。

 一方、2014年度の設備投資額は1兆500億円を見込む。こちらも前期決算時の計画に比べて200億円増やした。設備投資の最高額はリーマンショック前である2008年度の1兆4800億円。設備投資には、慎重な姿勢を維持する。なお、同社は、売上高、営業利益とも2014年度通期で過去最高となる見通しを発表している。

【新製品】溶解温度80℃で子どもも安心の玩具向け3Dプリンター

 ボンサイラボ(本社東京)は、玩具向けに開発した熱溶解積層方式の3Dプリンター「BS TOY」のプロトタイプと、溶解温度が80℃のフィラメント「LT80」を、ドイツのニュルンベルクで開催中の玩具の展示会「Spielwarenmesse」で発表した。一般に、熱溶解積層方式の3Dプリンターでは200℃前後でフィラメントを溶解させるが、80℃と溶解温度が低いフィラメントを使うことで安全性を高めた。いずれも、2015年末の発売を予定している。

 BS TOYは、筐体の寸法が幅200×奥行き200×高さ200mm、質量は2. 0kgと小型ながら、最大で幅130×奥行き125×高さ100mmのワークを造形できる。ノズル径は、標準で0.4mmだが、0.2~0.5mmの4種類を用意する。積層ピッチは、0.1mmを推奨している。

 LT80は、米Polymakr社がBS TOY向けに開発したフレキシブルタイプのフィラメント。玩具を使う子どもの安全性に配慮し、米食品医薬品局(Food and Drug Administration、FDA)認可の原材料を使用。生分解性にも優れるという。