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 「流用したい図面が探せない」「出図後の現場対応が多い」─。設計情報を管理するPDM(製品データ管理)や、それを拡大したPLM(製品ライフサイクル管理)によって解決するはずだったこれらの問題が残っている。このような問題意識に基づいたPDM/PLMツールの発売が相次いだ。親部品-子部品のツリー構造である製品構成情報に頼って間接的に情報をたぐっていくのではなく、さまざまな情報にすぐにたどり着けるようにしている。

 2015年1月28日に、米Aras社はPLMツール「Aras Innovator」の新版「同リリース11」を発表した(図1)。部品やアセンブリの品番をキーにして、関連する全情報を品番に直結させているのが特徴。さらに、ソーシャルネットワークのようなコメント付加機能を組み合わせ、技術者同士の臨機応変なやりとりを可能にした。

図1 Aras Innovatorの画面
3D-CADデータなどに対して、コメントや注釈を加え、これをユーザー間で共有できる。

 仕組みとしては[1]CAD、文書、表計算ソフトといったさまざまなデータを品番に関係付けて登録する機能、[2]さまざまなデータを表示し、注釈を書き込めるビューワー機能、[3]これらのデータに対してコメントを受け付け、そのコメントをさまざまな角度で検索、表示する機能を組み込んだ*1。ユーザーは、さまざまなデータに付いたコメントを品番で整理して一覧できる。現在作業中の案件と似ている過去案件の品番に関する情報やコメントも画面に出せる。

*1 これらの機能をWindowsに限らず、Android、iOSを用いるさまざまな機器から利用可能にしている。