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 米国で最も売れているプラグインハイブリッド車(PHEV)として知られるのが、米GM社が2010年に発売した「Chevrolet Volt」だ。GM社は、Voltの次世代モデルを2015年後半に市場投入する(図1)。初めての全面改良により、電気自動車(EV)として走れる距離を約80kmまで延ばした。

図1 GM社の次期「Chevrolet Volt」
2010年の発表以来、初めての全面改良。2015年後半に市場投入する。セダンのように見えるが、リアはハッチバックとなる。
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 購入者の69%が他社ブランドからの乗り換えで、最も多いのはトヨタ自動車の「プリウス」──。最近、GM社がVoltを紹介する時に必ず使うフレーズがこれだ。トヨタは2015年内に次期プリウスを投入する見込み。燃費は40km/L超とも噂される。

 このプリウスと同時期にGM社が発売するのが、全面改良した次期Voltだ。2015年後半に投入し、真っ向から勝負する戦略に打って出る。「(現行モデルから)あらゆる性能を向上させた」。GM社でCEO(最高経営責任者)を務めるMary Barra氏は次期Voltの出来栄えに自信を覗かせる。

 次期Voltは全長4582×全幅1809×全高1432mm、ホイールベース2694mmの4人乗り車だ。モーターユニットに2個のモーターを内蔵する仕組みは現行モデルを踏襲した。同ユニットのうち、駆動用モーターは最高出力が111kW。発電機を兼ねるモーターは45kWで、これは現行モデルの55kWから出力を抑えた。

 発電用として使うエンジンは新開発の直列4気筒ガソリンエンジンで、排気量は1.5Lである(図2)。エンジンの最高出力は75kW。現行モデルの63kWから向上しているものの、モーターが主体でエンジンは補助との位置付けは変えていない。

図2 エンジンルーム
直列4気筒のガソリンエンジンで、排気量は1.5L。
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