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再生するか日本の半導体工場
 日本の半導体メーカーはかつて、ムーアの法則に従って微細化を追求し、最先端の半導体工場を競うように建設しました(記事)。今ではそのうち多くの企業が微細化競争から撤退し、工場閉鎖などを余儀なくされています。一方、外部から資本が注入されることで、別の工場として生まれ変わる事例も見られます。例えば、ルネサス エレクトロニクスの最先端SoC(system on a chip)の生産拠点だった鶴岡工場は、ソニーのCMOSイメージセンサーの拠点に生まれ変わりました。微細化だけを競争軸としない“ポストムーア”時代には、こうした形で生まれ変わった日本の半導体工場が再び輝きを取り戻すかもしれません。(大下)

 

ロボットを課題解決の手段と考える重要性
 今回のロボット特集(記事)の取材を通じて感じたのは、既存のメカトロニクス技術をうまく組み合わせれば、十分に実用的なサービスロボットを作れるということです。技術を目的ではなく、課題解決の手段として考えることの大切さを改めて実感しました。国際ロボット連盟の調べによると、産業用ロボットの保有台数では中国が2017年に世界一になるそうです。既に産業用では中国メーカーが続々と登場しています。サービスロボットの分野でも、そう遠くない時期に中国勢が台頭してくるでしょう。日本メーカーはこれまで以上に目的を意識したロボット開発を行い、差異化を図り続けることが重要になってきそうです。(中島)

 

ご近所付き合いで生まれたコラボ
 分電盤に1組のセンサーを取り付けるだけで、家庭や事業所の機器ごとの電力消費量を測定できる「ディスアグリゲーション」技術を取り上げました(記事)。既に実用化が近づいており、ベンチャー企業のインフォメティスのディスアグリゲーション技術を導入した分電盤を、日東工業が2015年6月に出荷する予定です。両社のコラボレーションは、両社の事務所が同じビルに入居していたことから生まれました。何かの機会に顔を合わせた際に、インフォメティスの技術に日東工業が興味を持ち、とんとん拍子で分電盤開発の話が進んでいったといいます。ベンチャー企業にとって、事務所を構える場所も重要なようです。(河合)