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イラスト:高松啓二

 炭素繊維強化樹脂(CFRP)、中でも、加熱すると軟化し冷却すると固化する熱可塑性樹脂を使った「CFRTP」が今、注目を集めている。加熱すると固化する熱硬化性樹脂を使ったCFRPよりも成形時間が短くて済むため、実用化の敷居が下がることが最大の理由だ*1。写真は、そのCFRTPを使った成形品のサンプル。実は、これらの中間材料であるプリプレグ(炭素繊維に樹脂を含浸させたシート/マット)の製法には、伝統的な紙抄き(抄紙)技術が応用されている。従来に比べて、大きな利点を得られるからだ。その利点とは?

*1 加熱により樹脂が柔らかくなって炭素繊維と分離しやすいため、CFRTPにはリサイクルをしやすいという特徴もある。