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 「食器洗い乾燥機の耐久性をテストするロボットを開発してくれませんか」「産業用の有機EL表示装置を軽量・小型化するいい方法はありませんか」…。こうしたさまざまな開発依頼が、ドイツの半官半民の応用研究機関である、Fraunhofer研究機構(以下Fraunhofer)には舞い込んでくる。日本では企業が開発することが常識とされる技術であっても、Fraunhoferが手掛けるケースが多い。

 例えば、食器洗い乾燥機の生産ラインにおいて、完成品を検査するロボット。製品の扉を開けて、汚れた食器を入れてから、洗剤を投入して洗うプロセスを繰り返す。そんな作業を自動化するロボットを、ドイツのBosch社とSiemens社による共同出資会社の依頼を受けて、Fraunhoferが開発した。このロボットは、生産現場で働く従業員にとって危険性がないように、近くに人がいるかどうかを確認して動作する仕組みも備えている。