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 前回(2015年3月号)は、イノベーションの設計図の詳細に入る前段階として、「イノベーションとは何か」について解説した。今回は、もう1つの大切な前提である「イノベーションにおけるマネジメント」について共通認識を得たい。

 マネジメントは、日本語で「管理」と訳されることが多い。最も分かりやすいのが目標管理だ。例えば、工場では、1日当たりや1カ月当たりの生産台数、品質(不良率)、コストなどの目標が設定されており、マネジャーはそれを達成するために作業者や設備の稼働状況を管理していく。

 一方、イノベーションにおけるマネジメントは、こうした目標管理のアプローチとは大きく異なる。管理というよりもコーチングに近い。主役は実際にイノベーションに挑戦する技術者などの現場の担当者だ。マネジャーの重要な役目の1つは、彼らを支援することなのである。