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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の航空本部が次世代航空機に向けた2つの技術実証プロジェクトを進めている。1つは次世代エンジンに適用する高効率・軽量ファンタービン技術を開発する「aFJR」、もう1つは機体騒音の低減技術を実機で検証するプログラム「FQUROH」(フクロウ)である*1

*1 いずれも同本部の環境技術の研究開発プログラム(ECAT)の一環として実施している。

2025年の次世代エンジンへ

 aFJR(Advanced Fan Jet Research)プロジェクトは、航空機用エンジンのファンモジュールの高効率化と軽量化および低圧タービンモジュールの軽量化により、燃費の1%向上を目指すもの(図1)。「高効率の空力設計や複合材料などの部品設計技術は日本の航空機産業を支えてきた領域。得意の領域で短期集中開発する」(aFJRプロジェクトチームプロジェクトマネージャの西澤敏雄氏)*2

図1 aFJRプロジェクトの概要と狙い
国内航空機エンジン産業の国際競争力強化を狙って、ファンモジュールの軽量化と空力効率の向上、および低圧タービンモジュールの軽量化を図る。(JAXAの発表資料を基に本誌が作成)
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*2 aFJRには、企業としてIHI、学術機関として東京大学生産技術研究所や筑波大学大学院、金沢工業大学などが参加する。