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図1 取材に応じた余達太氏
山東沂星電動汽車の董事長(会長に相当する全体のトップ)。北京科技大学では教授も務める。

 電気自動車(EV)バスの市場で世界一になる──。臆面もなく、そう言い切る男がいる。中国のEVバスメーカー山東沂星電動汽車で董事長を務める余達太氏だ(図1)。アルミニウム合金製の軽量ボディーを武器に、EVバス市場で頂点を目指している。

 「以前は3流の改造屋だった」。山東沂星電動汽車の余氏はこう振り返る。同社がEVバスの開発・製造を始めたのは2008年のこと。前身の会社は歴史が古く、創業は1948年。ガソリンエンジン車の改造を主に手掛けてきた。ところが2008年、余氏はエンジン車の改造事業を全てやめ、EVバス事業に舵を切った。理由は明快で、「改造車では世界一になれない。EVは将来的には巨大な市場になるし、技術的にはまだまだ未熟。チャンピオンになれる可能性を大いに感じた」(同氏)からだ。