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 神戸製鋼所は、アルミニウム(Al)合金と熱可塑性樹脂の新たな一体成形技術を、2015年4月に東京ビッグサイトで開催された「第2回高機能金属展」で公開した。「アンカー(錨)効果」を利用せずに、Al合金と樹脂を強固に接合できるのが特徴である。自動車部品の成形法として、2020年以降の実用化を目指す。

 神戸製鋼が開発中の一体成形法は、Al合金をプレス成形などで目的の形状に加工した後、射出成形やインサート成形で樹脂と一体化するもの。Al合金の部品と樹脂の部品を、ボルトや接着剤を使わずに接合できる。対象となる樹脂はPP(ポリプロピレン)やPA(ポリアミド)、炭素繊維(CF)やガラス繊維(GF)で強化したPPなどである(図1)。

図1 Al合金と樹脂の成形例
Al合金とPP(左上)、Al合金とPA(左下)のほか、CFRPとAl合金(右上)やGF強化PPとAl合金などの一体成形ができる。
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