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 岩谷産業は2015年3月、千葉県の液化水素製造工場を報道関係者に公開した(図)。現在、市場で流通しているのは主に水素ガスを高圧化した圧縮水素であるが、同社は液化水素の方が輸送・貯蔵効率を大幅に高めることができるとみている。

図 岩谷産業が公開した、液化水素の製造工場
液化水素の貯蔵タンク。2階から1階にある運送車両のローリーに水素を送る。
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 岩谷産業の子会社である岩谷瓦斯千葉工場を公開した。隣接する旭硝子がガラス製造時に排出する副生水素を、岩谷瓦斯がパイプで引き込み、-253℃に冷やして液化水素としてタンクに貯蔵する。千葉工場の液化水素製造能力は5t/日。トヨタの燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」の水素ガス貯蔵量が5kg/台であるため、1日当たりFCV約1000台分の水素を製造する能力がある。これをFCV約7200台分、36t(18t×2基)のタンクに蓄える。