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 ホンダは乗用ミニバン「ステップワゴン」を全面改良し、2015年4月に発売した(図1)。排気量1.5Lの直噴ターボエンジンを搭載し、常用域での2.4Lの自然吸気エンジン並みのトルクと、JC08モードで17.0km/Lの低燃費を実現した。縦と横に開くテールゲートを採用するなど、使い勝手も良くした。

図1 5代目となる新型「ステップワゴン」
3世代で行動する家族層をメインターゲットに開発。力強い加速や低燃費、室内空間の拡大などミニバンとしての使い勝手を向上させた。
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図2 新開発の直噴ガソリンターボエンジン
三菱重工業製の小型ターボチャージャーを採用した。最高出力110kW、最高トルク203N・mを発生し、JC08モード燃費は17.0km/Lである。
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 5代目となる新型ステップワゴンは、先代と同じ3列シートの7~8人乗りである。大人数で乗っても加速性能や燃費を損なわないように、排気量1.5Lの直噴ターボガソリンエンジンを、ホンダ車で初めて搭載した(図2)。CVT(無段変速機)を組み合わせる。

 同エンジンのターボチャージャーには、エンジンの回転数の変化に対する応答性が良い小径タービンを採用した。ターボチャージャーは三菱重工業製である。小径タービンを採用したことで、エンジンの回転数が低く排ガスの流量が少なくても、タービンを駆動させやすいため、低回転域から過給できる。また、過給圧を任意に調整できる「ウェイストゲート」を電動で制御し、過給領域での排気ロスを減らすことで燃費の悪化を防いだ。