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工場新設の凍結解除を宣言

トヨタ自動車専務役員のJames E.Lentz氏

 トヨタ自動車で専務役員を務めるJames E.Lentz氏は2015年4月15日、メキシコ市内で記者会見し、メキシコ中部のグアナフアト州に乗用車の組立工場を新設することを発表した。トヨタは2013年に工場の新設をいったん凍結。工場新設より既存工場を最大限有効活用する取り組みを進めてきた。

 今回、約10億ドル(約1200億円)を投じ、「カローラ」を生産する工場を新設する。2019年に生産を開始し、生産能力は年間約20万台。

次世代車両技術「TNGA(Toyota New Global Architecture)」を導入する。Lentz氏によれば、「TNGAに対応して一から作る最初の拠点であり、世界のモデルになる」という。工場の建屋や設備などの初期投資は、2008年と比べて4割低減できる見込みだ。

 メキシコの新工場に加えて、トヨタは中国工場に生産ラインを増設する。2017年に、年産10万台規模のラインを広汽トヨタ(GTMC、広東省広州市)に導入する。投資額は約525億円である。現在の第1、第2ラインに加えて、新たに第3ラインとして設置する。新ラインの生産能力は必要に応じて拡大することを検討する。これにより、GTMCの生産能力は現在の約36万台から約46万台以上になる。