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クルマが外部ネットワークにつながる利点は、運転者に最新情報を提供できる、各車両から得たデータを運行管理に使える──などだ。ただ、運転者の状況が分からないと、情報の提供によって運転者の注意を阻害しかねない。今回は、運転者の状態判定技術について解説する。(本誌)

 クルマがIoT(Internet of Things)の一部として外部のネットワークに接続できるようになると、運転者がネットワーク経由で最新の情報を常に得られるようになる。しかしクルマは、交通ルールと時々刻々変化する周辺環境に応じて運転しているもので、運転者の状態が分からずに不適切なタイミングで情報を提供すると、安全な運転を阻害してしまう恐れがある。

 また、バス、トラック、タクシーなどの運行管理者は、各車両から収集したデータを用いて車両の稼働状況を把握できるが、より安全な運行のためには運転者の運転状態まで踏み込んだデータを収集すべきはず。さらに、部分的な自動運転を視野に入れた高度安全運転システムでは、運転者による手動運転と、クルマによる自動運転の切り替えが必要となるシーンもある。これらを適切なタイミングで切り替えるためにも、運転者の状態をクルマ側が把握することが求められている。

 今回は、運転者の状態判定技術として、当社が開発した運転者の運転負荷の推定技術と、運転者の漫然状態推定技術を紹介する。