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 ソシオネクスト(本社横浜市)は、筋肉量や脂肪量を可視化できる超音波センサー端末を使ったソリューション事業に乗り出す(図1、2)。まずスポーツジムなどへの普及を図り、将来的には医療・介護分野への進出を目指す。

* サービスの名称は「viewphii(ビューフィー)」。
図1 超音波センサー端末部
腕に端末を当てて、実際に測定している様子。
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図2 データの表示例
筋肉厚や脂肪厚といった測定データを表示する。これを基に、筋肉量や脂肪量も推定できる。
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 ソシオネクストは、富士通セミコンダクター(本社横浜市)およびパナソニックのシステムLSI事業が統合し、2015年3月に始動した半導体メーカーである。そのソシオネクストがソリューションまで手掛けるのは、半導体を造っているだけでは生き残れないという危機意識があるからだ。

 翻ってみれば、世界で上位の半導体メーカーは、自ら市場を開拓してきた企業ばかり。そこでソシオネクストは、社会全体の健康志向の高まりに着目し、健康管理を支援するソリューション事業に可能性を見いだした。