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 タカラトミーは、磁気による浮上と走行を実現した玩具「リニアライナー 超電動リニアL0系スペシャルセット」を、2015年9月に発売する(図1)。希望小売価格は3万5000円(税別)と玩具にしては高額のため、「シニア層への販売比率が4割を超えるだろう」(同社)とみる。

図1 リニアライナーの外観
4両編成で、全長が251mm、高さが26mm、幅が32mmである。

 リニアライナーの報道機関向け発表会は、司会者の次の言葉で幕を開けた。「リニアライナーが参りますので、白線の内側まで、お下がりください」――。続いて登壇したタカラトミー 代表取締役社長の富山幹太郎氏は、「リニアモーターカーに試乗した際に、氷の上をすべるように加速するのに感動した。その後、他社に先駆けて玩具を発売するように社内へ指示した。現時点では高額だが、リニアモーターカーが開業する2027年には安価にしたい」と、リニアモーターカーに対する熱い思いを語った(図2)。

図2 製品発表会の様子
左から2人目が、タカラトミー 代表取締役社長の富山幹太郎氏。

 社長の命を受けて開発したリニアライナーは、レール底部の両端に設置した直線状の2本の浮上用磁石と、各車両の底部の四隅に設置した浮上用磁石の反発力で約2mm浮上する。2mmにしたのは、車両の下部から0.5~1mm程度飛び出した車輪が、レールに接触するのを避けるためである。タカラトミーの開発者によると、磁気による浮上は容易だったが、磁気による走行の実現が難しかったという。