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 ドイツBosch社は2015年6月、報道関係者向けに技術戦略説明会「62nd International Automotive Press Briefing」をドイツのボックスベルグ市で開催した。自動運転や電動化といった自動車のメガトレンドに対応する姿勢を示した。

 ボックスベルグにあるBosch社のテストコース。その一角に米Tesla Motors社の電気自動車(EV)「ModelS」があった。近づいて車両を確認すると、それが自動運転の試作車であることが分かった(図1)。車両周囲にレーザースキャナーを6個配置しているがさほど目立たず、Model Sのスタイリングを崩していない。

図1 Tesla社のEV「Model S」を改造
Bosch社が初披露した自動運転の試作車。車両周囲に、レーザースキャナーを6個配置した。
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 Bosch社は2013年にも自動運転の試作車を公開している。この時はドイツBMW社の「3シリーズ」のワゴンをベース車両に用いていた。車両の屋根には、周囲360度の3次元空間の距離を測定する米Velodyne社製のレーザースキャナーが鎮座していた。このため、遠くからでも自動運転の試作車だと分かった。

 Bosch社で自動運転技術の開発を主導するDirk Hoheisel氏(取締役会メンバー)はVelodyne社製のレーザースキャナーに対して「高価だしデザイン的にも美しくない」との評価を下す。そして、こうした欠点を克服したレーザースキャナーを「自社開発している」(同氏)ことを明かした。性能や市場性を検証し、製品化するか判断する。