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 ホンダは2015年5月15日、小型ワゴン「シャトル」(図1)を発売した。ハイブリッド車(HEV)とガソリン車を用意し、主力のHEVではトヨタ自動車の「カローラ」を上回る燃費(34.0km/L)を達成した。また、5ナンバーの車両寸法でありながら、3ナンバー車両と同等の荷室容量を確保した。

図1 フィットの冠を外した「シャトル」
HEVとガソリン車を用意しており、HEVでは小型ワゴンで最高となる34.0km/Lの燃費を実現した。ガソリン車の燃費は21.8km/L。
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 シャトルは、「フィット」のプラットフォームをベースに開発した。「フィットシャトル」の後継車種になるが、今回はフィットの冠を外した。開発責任者である本田技術研究所四輪R&Dセンターの磯貝尚弘氏はその理由を、「シャトルとして独立させた方が、小型ワゴンとして顧客にメリットを訴えやすいと判断した」と説明する。

図2 排気量1.5Lのアトキンソンサイクルエンジン
フィットのエンジンをベースにして、タイミングチェーンやクランクシャフト、カムシャフト、ピストンなどに摩擦低減対策を施した。
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 小型ワゴンとしてのメリットの一つが、低燃費の実現である。フィットシャトルのHEVでは、排気量1.3Lの自然吸気エンジンの駆動をモーターでアシストする「IMA」というシステムを採用し、CVT(無段変速機)を組み合わせていた。これに対してシャトルのHEVではシステムを一新し、フィットのHEVと同じ「i-DCD」を採用した。排気量1.5Lのアトキンソンサイクルエンジン(図2)に、7速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を組み合わせる。