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エレクトロニクス関連の機器や部品の開発現場で最も多用される測定器の一つにオシロスコープがある。だが、正しい測定結果を得たり、機能を最大限活用したりするのはコツが要る。若手からベテランの技術者まで、オシロスコープを使いこなす上で欠かせない基礎知識から測定の勘どころまで、順を追って紹介していく。連載第1回となる今回は、オシロスコープの基礎と用語を中心に解説してもらう。(本誌)

 「新人だからといって忙しい先輩に聞くのは申し訳ない」──。

 「突然の部署異動でオシロスコープを使うことに…。いまさら後輩には聞けないし」──。

 「どうもうまく測定できない。何とか測定の腕を上げたい」──。

 電気信号の時間的変化を波形として表示する装置である“オシロスコープ”は、エレクトロニクス技術者が関わるあらゆる開発現場で登場する、なくてはならない測定器だ(図1)。いろいろな物理現象をセンサを介して電気信号に変換して観測できる便利な測定器である一方で、正しい測定結果を得たり機能を最大限活用したりするにはさまざまなコツがある。

図1 電気信号の時間的変化を波形として表示
図1 電気信号の時間的変化を波形として表示
オシロスコープは、エレクトロニクス技術の開発現場で最も使用される測定器の一つ。
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 筆者は長年、オシロスコープの使い方に関するセミナーで講師を務めている。講演数は年間、60回を超えるだろうか。