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PDP事業の終息、システムLSI事業の富士通との統合、日本向けBtoCスマートフォンの開発休止など、構造改革を断行してきたパナソニック。今後は成長路線へと舵を切る同社にとって生命線といえるのが「次のメシの種」を探す先端研究開発力の向上だ。この責任者を務めるのが産業技術総合研究所出身の辰巳国昭氏だ。研究部門トップとして初の外部登用となる辰巳氏に意気込みを聞いた。

写真:大亀京助

 就任要請を受けたのは、入社(2014年8月)の数カ月前です。まさに青天の霹靂でした。産業技術総合研究所(産総研)全体で見ると、年に数名のレベルで、企業との人事案件はありますが、パナソニックのような規模の大きな会社で、しかも、コーポレートの研究部門のトップを外部から呼ぶという例はほとんどありません。

 今回いただいたお話は重責ですし、大きなプレッシャーもあります。ただ、私自身、産総研での技術者人生を通じて、基本的には、ある技術を研究開発するのであれば、最終的には世の中に出していくことに大きな意味があると考えていますから、その点からもメーカーで仕事をすることで、技術をより具体化、具現化しやすくなるわけです。この仕事が自分自身に合っているかどうかは別として、せっかくのチャンスですので是非、取り組んでみようと思った次第です。