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 全自動ブレード制御で整地が可能な「ICT(情報通信技術)ブルドーザー」や「ハイブリッド油圧ショベル」「無人ダンプトラック運行システム」など、さまざまな世界初の製品を開発してきたコマツ。同社はこれらの建機で高い世界シェアを獲得している。

 そのものづくりを支えるのが、「QCサークル」を核とする小規模なチームによる品質向上の取り組みだ。コマツは外資系建機メーカーの日本進出の動きが出始めた1960年代から、競争力を高めるために品質の向上に熱心に取り組んできた。

 そんなコマツでさえも、1990年代に品質管理の取り組みが弱まった時期があった。「漫才のような演出を競い合う一方、中身のない発表をするチームが目立つようになっていた」。コマツのある工場関係者はこう打ち明ける。長年続けているとQCサークル活動が形骸化するという悩みは、日本の多くのメーカーが抱えているものと同じだった。