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 2013~2014年にかけて立て続けに「フィット ハイブリッド」のリコールに見舞われたホンダ。発売直後の2013年10月と同年12月に続き、2014年2月と同年7月にもリコールを発表し、続く同年10月には5回目のリコールに至った(図1、表)。フィット ハイブリッドと同じパワートレーンを搭載する「ヴェゼル ハイブリッド」も、2014年の2月、7月、10月と計3回リコールしている。

図1 度重なるリコールが発生した「フィット ハイブリッド」(左)、「ヴェゼル ハイブリッド」(右)
同じハイブリッドシステム「i-DCD」を搭載している。
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表 フィット ハイブリッド、ヴェゼル ハイブリッドの一連のリコール概要
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 なぜこうもリコールが頻発したのか。そこには電動化によって機能検証すべき項目や条件が膨大となる上、その多様性故にメーカーが問題ないと思っても顧客には不良と捉えられるという状況が生じた一方で、それに対応する検証体制の構築が追いついていなかったという現実がある。同社も「モーターとエンジンを組み合わせて制御するシステムの開発過程において、さまざまな使い方を想定した検証が不十分だった」と認めている1)

 同社は一連のリコール問題を受け、2014年10月のリコール発表と同時に、品質改革担当役員を配置。品質保証体制を強化する方針を打ち出した。