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 トヨタ自動車は2015年内に発売予定の次期「プリウス」の開発で、モデルベース開発のツールの適用範囲を拡大しているようだ。ハイブリッドシステムの制御ソフトウエアの開発において、従来よりもさらに上流まで適用していることを明らかにした。

 「今まさに開発中の次期ハイブリッド車(HEV)では、モデルベース開発のツールを多く活用している」。こう語るのは、トヨタでハイブリッドシステムの開発を担当するHVシステム制御開発部長の阿部眞一氏だ。同氏はdSPACE Japanが2015年6月5日に都内で開催したユーザー会に登壇し、次期HEVの開発状況についてコメントした。

 モデルベース開発とは、制御ソフトウエアおよび制御対象を数学モデルで記述し、シミュレーションを活用して制御ソフトウエアを開発・検証する手法である。自動車分野では、燃費向上のためのエンジン制御や、HEVや電気自動車(EV)といった電動車両のパワートレーン制御のシステムおよびECU(電子制御ユニット)などの開発に用いられている。