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過去2回、代表的な小形アンテナの1つであるチップアンテナと、平面状のパッチアンテナの設計について説明した。今回は、ヘリカル構造を用いることで小形化したスパイラルリングアンテナと、超広帯域のUWB用アンテナの設計について解説する。なお、本連載では、アンテナの寸法の大小を表現するときには「大形」「小形」と記す。(本誌)

 連載の前々回のチップアンテナ、前回のパッチアンテナに続き、今回はスパイラルリングアンテナの設計事例と、UWB(ultra wideband)用アンテナの設計で押さえておくべき勘所について解説する。スパイラルリングアンテナは、1波長ループアンテナの電流分布を保持したまま小形化を図るために、ヘリカル構造のスパイラルを用いたアンテナである。UWB用アンテナは超広帯域のアンテナであり、群遅延特性が重視される点が、通常のアンテナと異なる。以降、順に解説する。