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データ伝送や映像伝送、電力供給まで。デジタル家電に不可欠な機能を、USBコネクター1つで対応できる時代になった。USBの新しいコネクター仕様「Type-C」が登場したからだ。こうした「集約化」の先には、すべてを無線で実施する「コネクターレス化」が待っている。

 USBやVGA端子、IEEE1394にPCカードスロット、そして電源端子…。かつてインターフェースの塊だったノートパソコンからコネクターの数が急速に減っている。その最終形とも呼べるのが、米Apple社が2015年4月に発売したノートパソコン「MacBook」だ。同パソコンに付いているコネクターは、「Type-C(USB-C)」と呼ばれるUSB端子がわずか1つ。この端子が、データを伝送するUSBだけでなく、映像端子や電源端子などの役割を一手に引き受けている(図1、2)。

図1 あらゆるインターフェースがType-Cに載る
USBのType-Cコネクターでは、さまざまなインターフェースの信号を伝送できるだけでなく、最大100Wの電力を供給できるようになった。「Alternate Mode」を利用すれば、DisplayPortやMHL、Thunderboltの信号を伝送できる。従来は、インターフェース規格ごとや電源用に専用のコネクターが必要だった。
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図2 USBに機能が集約
USBへの機能集約化が加速している。まず、「USB BC」によってデジタルカメラや携帯電話機といった携帯機器の2次電池を充電可能になった。次に、2008年11月に策定されたUSB 3.0で、最大データ伝送速度がUSB 2.0の約10倍の5Gビット/秒と高速化された。続いて、最大100Wを供給できる「USB PD」によって、USBを家電のコンセント代わりにできるようになった。そして、Type-Cコネクターが登場したことで、DisplayPortやThunderboltを伝送できるようになった。
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