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チップ間やチップとコネクターなどを結ぶ内部インターフェース。携帯機器では「MIPI」に、パソコンなどの据置型機器では「PCI Express」に、集約が進んでいる。ところが、PCI Expressの主導企業である米Intel社が、携帯機器向け仕様を投入した。そのため、今後はモバイル機器での標準化をかけた戦いが始まりそうだ。

 機器内部のデータ伝送に用いる内部インターフェースの主役は、「MIPI」と「PCI Express(PCIe)」である。MIPIは、標準化団体「MIPI(Mobile Industry Processor Interface)Alliance」が策定した標準規格。バラバラだった携帯機器向けのチップ間インターフェースの統一を狙って2003年にMIPI v1.0が策定され、その後改訂を続けている。現在ではスマートフォンをはじめとする携帯機器で標準になっている。

 MIPIには、大別して物理層と論理層がある。物理層はなるべく共通のものを適用し、論理層にはカメラやディスプレー、移動通信、ストレージといった各用途に向けて専用プロトコルを用意する(図1)。

図1 スマートフォンの内部伝送はMIPIが席巻
スマートフォンをはじめとする携帯機器の内部のデータ伝送には、標準化団体「MIPI(Mobile Industry Processor Interface)Alliance」が策定した標準規格「MIPI」が採用されていく。MIPIは物理層と論理層の2つに大別できる。物理層には「D-PHY」「M-PHY」「C-PHY」の3種の中から選択して適用し、論理層にはカメラやディスプレー、移動通信、ストレージといった各用途に向けて専用プロトコルを用意する。
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