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図1 カメラに加えプロジェクターも高速化
高速プロジェクターを組み合わせた高速プロジェクションマッピングシステム。高速プロジェクターは、0.7型XGA(1024×768画素)単板DLPを搭載する。光源はLEDで光束は500ルーメン。東京エレクトロンデバイスは「DynaFlash」として2016年夏に発売する予定である。
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 東京大学 情報理工学系研究科 石川渡辺研究室と東京エレクトロン デバイスは、1000フレーム/秒で投影できる高速プロジェクターを共同開発した。階調は8ビット(256レベル)で解像度は1024×768。1000フレーム/秒の高速カメラ(高速ビジョン)と連携させて、高速に移動する物体にプロジェクションマッピングすることが可能になる。

図2 対象物に追従して像を表示
右手の人が持つパネルを素早く動かすと、左側のプロジェクターがパネルに追従するように像を表示する。あたかもパネルに印刷されたような固定した像になる。
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 高速プロジェクターは、米Texas Instruments(TI)社のDLP(Digital Light Processing)システムをベースに、独自の制御技術を盛り込み1000フレーム/秒向けの高速駆動を実現している。DLPは、MEMS(微小電子機械システム)によって微小ミラーをSiチップ上に多数形成したDMD(digital micromirror device)を使った光学エンジンである。各ミラーの向きを切り替えて、反射光の照射を画素ごとにオン/オフする。既に家庭用や映画館用のプロジェクター向けに広く使われているが、30~120フレーム/秒のものが主流だった。