台湾HannStar Display Corp.は,TFT液晶パネルの出荷量が51万7000枚と対前月比(以下MOM)9.8%増となったが,売上高は25億4200万台湾ドル(対前年同月比(以下YOY)19.1%減,MOM 5.0%減)と,MOMが続落だった。同社は,ノート・パソコン(PC)向け15型パネルとモニター向け19型パネルが出荷増に貢献したと説明している。ノートPC向け15型パネルは10万枚前後に達しており,確かに急増しているが,モニター向け19型パネルは立ち上げ段階であり,まだ数量は少ない。逆に,採算が急速に悪化しているモニター向け15型パネルは,生産を抑えているようである。現在,9万枚/月の生産能力に対して2万~2万5000枚/月に留まっている「Fab3」(第5世代工場)での増産には,ノートPC向けの15型,15.4型ワイドとモニター向けの17型,19型の数量増で対応するしかなく,非常に厳しい事業環境が続く。
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