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 光触媒の技術に的を絞った展示会「国際光触媒テクノフェア2004」(主催 国際光触媒展実行委員会)が2004年7月6日から7月8日まで東京ビッグサイト(東京・江東区)で開催されている。規模こそ小さいものの,初回ということもあり,会場は活気にあふれていた。日本発の技術ということもあり,アジア各国からの来場者も多いという。

 出展者は80社弱。展示会場に入ると,正面にTOTOのブースが目立つ。同社は光触媒で様々な特許を持ち,子会社の東陶フロンティアリサーチを通じて,国内外のメーカー40社以上とライセンス契約を結んでいるという。展示ブースではビル外壁用の「ハイドロテクトタイル」を前面に押し出していた。同社はこのほか,トイレフロア,キッチンといった内装分野でも商品化を進めているという。

 ナノテクを名乗った商品の展示も多数あった。例えば,松下電工(写真1)の光触媒コーティングの外装材。同社独自の「ナノプロテクト」技術を採用することで塗装の耐久性を高めたという。

 昭和電工は光触媒用微粒子酸化チタンゾル「ナノチタニア」を展示した。この粒子は一次粒子が10~20nm程度の結晶という。また,特殊表面処理により樹脂練り込みを可能にした「ナノアロマー」も展示した。粒径が100nm以下と小さく,樹脂添加時の分散性に優れていることから極細繊維などの用途に向く。

 このほか,日本バイリーンは光触媒の表面に銀のナノ粒子を加工してオゾンの分解能力を高めたフィルター,アシザワ・ファインテックはナノメートルサイズに対応した微粉砕機・分散機を展示した。

 会場では出展者によるプレゼンテーションも行われていたが,用意した会場が小さかったためか,立ち見でも入れない観客が続出していたようだ。(西村 勝彦)

【写真1】松下電工のブース
【写真1】松下電工のブース

【写真2】昭和電工のブースには日用品などの製品が展示されている
【写真2】昭和電工のブースには日用品などの製品が展示されている