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2台のテレビ受像機にHDTV動画を伝送
2台のテレビ受像機にHDTV動画を伝送
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試作した伝送装置。内部は個別部品を多用しているという
試作した伝送装置。内部は個別部品を多用しているという
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 三菱電機は,超広帯域を利用する無線技術「UWB」の送信装置および受信装置を試作,「2005 International CES」で実演した。MPEG2で圧縮した2本のHDTVストリーム(それぞれ約20Mビット/秒)を,1m程度伝送した。三菱電機は,UWBの伝送方式の業界標準化を進める団体「MBOA(The Multiband OFDM Alliance)」に加わっているが,試作した伝送装置を公開するのは今回が初めて。

 三菱電機の米国研究所と日本の研究所(大船など)が,UWBの研究開発を進めるために共同試作したもの。他社のチップセットなどを用いず,個別部品を多用して試作している。そのため,伝送装置は弁当箱程度の大きさがある。

 伝送方式は,MBOAが推進するマルチバンドOFDM方式。最大データ伝送速度が110Mビット/秒のモードで実演した。送信出力は−41.3dBm。MBOAを採用した理由について三菱電機は「MBOAは賛同企業が多いこと。そしてマルチバンドOFDM方式には三菱電機のIPが一部利用されている」(ブースの説明員)ためとしている。

 今後については,「今回の開発成果を基に,半導体開発に移りたい。ルネサステクノロジなど,半導体メーカーと連携して開発を進めていくことになる。どの半導体メーカーと協力するかはまだ決まっていない」(ブースの説明員)としている。