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出展したアダプタのモックアップ
出展したアダプタのモックアップ
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 旭硝子は,UWBを使ったWireless USB用アダプタを開発中であることを「2005 International CES」で明らかにした。パソコンのUSBインタフェースに接続して利用する。USBメモリに似た形状で,可動するアンテナ部を備える。同社がUWB送受信モジュールを開発し,パッケージは台湾などの専業メーカーに依頼するという。今回のCESではモックアップを出展したが,既に社内では試作済みとする。

 利用する方式はマルチバンドOFDM方式である。旭硝子はマルチバンドOFDM方式の業界標準化を進める団体「MBOA(The Multiband OFDM Alliance)」に加盟している。UWBのチップセットには,イスラエルWisair社の製品を用いた。旭硝子が自社開発した広帯域のアンテナを利用している。このアンテナは,低温焼成のセラミック基板「LTCC」を利用して作成した。パソコン・メーカーに供給する際には,ドライバ・ソフトウエアも含めて供給するという。

 周辺装置メーカーからのニーズが多かったことから,今回の出展を決めたという。「現行では,他社のモジュールのソリューションではかなり厚みがある。我々のセラミック技術を使えば,もっと薄いモジュールおよびアダプタが実現できることを訴えたかった」(同社)という。早ければ2005年内に製品化する可能性もある。「顧客の中には,Wireless USBなどの標準プロトコルでなくとも,高速の無線アダプタとして製品化したいという声がある。例えばIP over UWBといった使い方なら,標準化を待つ必要はない」という。

 今回展示したのは,RF回路部のみ格納した場合を想定したモックアップ。MAC用ICもパートナ企業から供給を受けて組み込む予定。