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評価用のPCMCIAカード
評価用のPCMCIAカード
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複数の動画ストリームを同時に伝送
複数の動画ストリームを同時に伝送
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 米Motorola Inc.は,「3GSM World Congress 2005」で開催した記者発表会において,同社のW-CDMA(UMTS)対応端末の製品化予定を一部明らかにした。同社は昨年,6機種のUMTS端末を発売したが,2005年は16機種を新たに投入するという。「4半期ごとに続々と出していく。携帯電話事業者の端末需要に応える」(同社Personal Devices Business部門PresidentのRon Garriques氏)。

 さらにW-CDMAの下りリンクを高速化するHSDPAに関して言及し,「HSDPAの伝送試験は,これまでに十分にやってきた。いよいよトライアルから商用化に移行する時期に入ったと考えている。2005年第4四半期から,基地局用システムとパソコン用のデータ・カードを製品化する。これによってユーザーのデータ通信需要を取り込む。携帯電話事業者は新たな収益を確保できるようになる」とし,HSDPAを利用したサービスが携帯電話事業者にとってメリットが大きいとの見方を示した。HSDPA対応の携帯電話機は2006年ころの登場となる見込み。

 同社は今回の3GSMで,HSDPAの動作デモも行った。例えば記者発表会場で見せた実演では,MPEG-4で圧縮した動画データ(64kビット/秒)を同時に5本伝送しながら,別の動画ストリーム(約200kビット/秒)を複数本流す実演である。また会場では,同社が社内で評価用に試作したHSDPA向けPCMCIAカードを見せた。
 
 このほか同社の記者発表会では,先ごろ合意した米Sprint社と米Nextel Communications社の合併について言及し「CDMAとiDENのデュアル端末の開発には取り組んでいる。発売時期は未定で,もう少し時間がかかると思う」と語った。このほかテレビ受信機能を搭載した携帯電話機に関しても言及し,「2005年末から2006年に大きな市場になるとみている。チューナを内蔵して地上波を受けるか,パケット・ベースの動画配信サービスになるかは,すべてユーザーが決めること。我々はどちらの端末も用意する」と語った。