ガラス基板サイズの大型化に対応するために従来のカセット方式の搬送を採用すると,約1tを超える巨大な重量物をタイムリーに搬送しなければならない。これに伴って発生する安全,クリーン度の達成,マテリアル・ハンドリングの占める空間などの課題を,村田機械が明らかにする。
一方,枚葉式のインライン生産するためには,搬送システムに起因する課題だけでなく,プロセス装置に起因する課題もある。同社は,3月14日に開催する「FPD International 2005」プレセミナー 第2回『次世代テレビ市場を勝ち抜く液晶パネル生産技術』において,枚葉インライン生産に移行するに伴う課題になる点を挙げると同時に,搬送システムに関する課題については解決の方向を示す。さらに,カセット生産方式から枚葉インライン化に直接進むのではなく,中間段階の生産/搬送方式に移行する方式を提案し,ライン面積を従来のカセット・ベースの生産方式より大きく削減できる方向を提示する。