米DisplaySearch社は,2004年第4四半期における液晶テレビの出荷状況を発表した。出荷台数は,前年同期比で134%増,前期比で69%増となる約360万台で,四半期ごとの出荷台数としては過去最高を記録した。好調な出荷の背景として同社は,実売価格の低下を挙げる。同社は先日,PDPテレビの出荷台数も過去最高を記録したと発表しており(Tech-On!関連記事),PDPテレビ/液晶テレビともに出荷台数ベースで堅調な伸びを維持していることが明らかになった。
シャープはシェアを6%落とす
メーカー別の出荷台数では,シャープがトップを維持したものの,シェアを28%から22%に落とした。これに対し,2位のオランダRoyal Philips Electronics社はシェアを11%から15%に上げた。3位はソニーで,シェアは11%である。
地域別の出荷台数は欧州がトップで,前年同期比216%増,前期比86%増の伸びを示した。地域別のシェアは38%である。以下,日本の27%,北米の26%,中国の4%と続く。
サイズ別では,15インチ型~19インチ型のシェアが25%,20インチ型~21インチ型のシェアが23%で,合わせて48%。20インチ以下が全体のほぼ半数を占める。