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 フジテレビジョン,東京放送(TBS),日本テレビ放送網は共同で総務省に対し,地下鉄車両内など地下での地上デジタル放送受信実験の実施を要望した。総務省は平成17年度予算案の中で「地上デジタル放送の公共アプリケーションパイロット事業の実施」として17億7000万円を確保しているが(総務省予算案),この使途の1つとして要望したもの。

 今回3社が想定しているのは,主に携帯電話機などに向けた地上デジタル放送(いわゆる1セグメント放送)の地下での受信である。これを実現できれば,例えば走行中の地下鉄車両でも途切れずに同放送を視聴できるようになる。今回の予算を調査や技術開発,共同試験などに利用したい考え。今後,他のキー局や機器メーカーにも話を持ちかけて協力を仰ぐ。