カメラ映像機器工業会(CIPA)の発表によれば,2005年1月におけるデジタル・カメラの国内出荷台数は対前年同期比4.4%減の約43万5000台と,4カ月連続で前年実績を下回ったものの,一眼レフ機は同137.9%増の約2万9000台と大きく伸長している(PDF形式の発表資料2)。
みんな気になる,手ブレ防止機能
手ブレ防止機能についても同様に,関心の有無を質問したところ,こちらは全世代で関心が高く,回答者全体の43.1%が「関心がある」と答えた。「どちらかといえばある」の40.2%を合わせると8割以上の人が手ブレ防止機能に興味を持っていることがわかる。一眼レフ機に興味を持つ人の割合では,女性は男性よりやや低かったが,手ブレ防止機能については,女性で興味を持つ人の割合(43.7%)が男性の割合(42.4%)をわずかながら上回った。最も高い関心を示したのは20代の女性で,51.3%の人が「関心がある」と回答している。
デジタル・カメラの所有台数は,「1台」が全体の75.7%に上り,「2台」が17.7%,「3台」が3.8%となった。所有しているデジタル・カメラの画素数は「300~400万画素未満」が31.2%で最も多く,「200~300万画素未満」が29.1%で続く。
デジタル・カメラで撮影した画像の利用方法(複数回答可)は,「パソコンに取り込んで,パソコンで見る」が84.3%を占めた。次いで「デジタル・カメラ本体のモニタで見る」が45.3%,「プリンターで印刷する」が40.6%となった。「DPEなどで現像する」と答えた人は16.8%にとどまっている。
![]() |
一眼レフ・デジタル・カメラへの関心の有無(インフォプラント調べ) |
![]() |
一眼レフ・デジタル・カメラの国内出荷台数と対前年同期比の増減率(2004年1月~2005年1月,CIPA調べ) |
![]() |
手ブレ防止機能への関心の有無(インフォプラント調べ) |