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 日産自動車が「モータ技術展」(幕張メッセ、2005年4月20~22日)で、最新の電動4WD技術について講演した。コンパクトカー「マーチ」から採用を始めた電動4WDだが、最近発売した「ティーダ」などではボディの大型化に合わせて後輪駆動用モータを大型化したのが特徴だ。

図1◎2004年9月発売のティーダ。マーチと同じプラットフォームを使いつつ、全長を4205mmと大型化している。

 電動4WDは従来のトランスファーやプロペラシャフトを使った四輪駆動とは異なり、エンジンで発電した電力を使い、モータで後輪を駆動する。室内空間を広く取れる、必要なときだけ後輪を駆動するので燃費が通常の四輪駆動よりも良いというメリットがある(関連記事)。

 日産自動車ではマーチ、キューブに電動4WD(同社での呼び名はe・4WD)を搭載しており、これまでに累計で6万8000台を販売した。ユーザーの4割が北海道と中部地区在住で、都市部で使うユーザーが多いという。

 2004年に発売した「ティーダ」「ティーダラティオ」、そして2005年の「ノート」でも電動4WDを採用した。ただしこれまでの2車と違い、「車重が2~3割ほど重いため、モータのトルクを向上させる必要があった」(講演した日産自動車 先行車両開発本部の石川泰毅氏)。