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図1 23インチ型ワイド液晶ディスプレイが付属する「Prius Deck DS75M」
図1 23インチ型ワイド液晶ディスプレイが付属する「Prius Deck DS75M」
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図2 各種のコンテンツを探しやすくした「3Dライブラリ」の画面
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 日立製作所 ユビキタスプラットフォームグループは,個人向けパソコンの2005年夏モデル「Prius Mシリーズ」を発表した(発表資料)。同社独自の音声合成技術を使って文字データを読み上げるソフトウエア「読みワザ」を新たに搭載したほか,録画した番組のハイライトを自動的に抽出して再生するソフトウエア「いいとこ観(み)」を強化した。標準搭載するアプリケーション・ソフトウエアで製品の付加価値を高めようとする同社の動きがさらに鮮明になった。

 読みワザには,同社の中央研究所が開発した「高品位知的音声合成技術」を用いた。あらかじめ読みワザを起動しておき,Internet Explorerで閲覧したWWWサイトの文章にマウス・カーソルを移動すると,その文章を読んだときの音声をスピーカーから出力する。ここでは,Internet Explorerで表示した場合に1段落分の文字データを抽出するWindows OSのAPIを用いた。このため,複数の段落に分かれた文章すべてを読み上げる場合にはマウス・カーソルをその都度動かす必要がある。「最終的には,表示したWWWサイトのメインの文章すべてを読み上げるようにしたい。HTMLデータを解析して必要な文字データだけを抽出するといった方法が考えられる」(発表会場の説明員)とする。パソコンのクリップボードにコピーした文字データを読み上げることも可能だ。

 いいとこ観は,2005年春モデルとして2005年1月に発表した「Prius Lシリーズ」(発表資料)で初めて搭載したソフトウエアである。音声および映像の特徴量を基に,重要と考えられる部分に重み付けする機能である。従来はハイライトを抽出できるテレビ番組のジャンルはサッカーと野球の2種類だったが,今回新たに相撲と音楽番組に対応した。例えば音楽番組では,曲の部分を抽出できるようにした。「音楽のリズムや音の強さといった特徴量を時系列に見ることなどで判断している」(説明員)。

 このほか,現在のオンエア番組,未視聴のテレビ録画データ,静止画データ,音声データ,リンク集,新着メールという各分野のコンテンツを奥行きのある空間に表示させることでコンテンツを探しやすくすることを狙ったソフトウエア「3Dライブラリ」を搭載した。2次元表示だった従来は平面上に多量の情報を表示していたが,今回は重ね合わせた表示ができ,所望のジャンルの表示枠を拡大できる。ディスプレイから離れた場所でリモコンを用いてコンテンツを探すことが容易になった。