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図1 握手を交わすシステム開発メーカー4社
図1 握手を交わすシステム開発メーカー4社
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図2 APIの整備で,サプライ・チェーン・マネジメントを担う各システム連携を強化
図2 APIの整備で,サプライ・チェーン・マネジメントを担う各システム連携を強化
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図3 既存の業務アプリケーションとも連携を図る
図3 既存の業務アプリケーションとも連携を図る
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図4 成果の公開は2006年7月
図4 成果の公開は2006年7月
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 NTTデータ,富士通,NEC,日立製作所は,無線タグを活用した個々のITシステムや機器をつなげるための基盤技術を整備することで合意した。無線タグを活用したトレーサビリティ・システムなど既に実用化が始まっているが,各システム開発メーカーとも独自にシステムを設計しているため,異なるシステムや機器の相互運用が保証されていない問題があった。

 具体的には,リーダー/ライターの登録や認証,IDに付随する情報の記録や読み出しといった共通化が可能な機能(ふるまいの内容)を定めた上で,異なるITシステムや機器をつなぐインタフェースとなるAPI(Application Programming Interface)の仕様を策定する。さらには,業務アプリケーションなど既存のITシステムとID情報システムとの連携も図れるようにするという。無線タグの物理仕様などハードの仕様やIDの体系については,標準化団体であるユビキタスIDセンターや米EPCglobal,Inc.が策定したものをそのまま用いる。

2006年7月までに検証成果を公開

 「閉鎖した組織を作ろう,という考えは毛頭ない」
 記者会見に出席したNTTデータ 代表取締役副社長の中村直司氏はこう強調した。基本的な仕様を4社で策定した上で,賛同企業を順次広げていくものとみられる。まず2005年4月より,個々のシステムで共通化すべき機能の要件と,その機能を実現するAPIの仕様を検討する。2005年8月から実際にAPIを開発し,2006年1月から運用実験を開始する。2006年7月には成果を公開できるという。開発したAPIのソース・コードは4社で共有するが,コードを4社以外の企業にまで提供するかどうかは未定という。