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シャープ 代表取締役 副社長の佐治寛氏
シャープ 代表取締役 副社長の佐治寛氏
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 シャープは,2004年度(2004年4月~2005年3月)の連結決算を発表した。売上高,営業利益ともに,2年連続で過去最高を記録した。2003年度と同様に液晶テレビや携帯電話機などが好調に推移したことで,売上高は対前年度比12.5%増の2兆5398億円,営業利益は同24.1%増の1510億円となった。

 10インチ型以上の液晶テレビの売上高は対前年度比77.7%増の3087億円で,販売台数は同80%増の272万台だった。同一の画面サイズで比較した時の店頭価格は1年間で3割近く低下したが,30インチ型以上の比率が2004年度の15%から22%へと伸びたことで,平均単価は3%減にとどまった。2005年度は売上高が対前年度比で29%増の4000億円に,販売台数は50%増の400万台になり,30インチ型以上の比率が30%に達すると見込む。

 液晶テレビは同社の予想以上の売れ行きを示しており,2005年度の市場規模予測を1240万台から1500万台に引き上げた。2004年度の821万台から,2倍近い規模になる。予想を超えて拡大する市場に「テレビ向けの液晶パネルは品不足が続く。その影響で,一部の液晶パネルは値上がりするだろう」(シャープ 代表取締役 副社長の佐治寛氏)との見方を示した。

 携帯電話機の売上高は対前年度比20.6%増の4022億円になった。2005年度は,ほぼ横ばいの4100億円と予想する。「規模を追いかけると下位モデルに手を出すことになり,利益がなくなる」(シャープの佐治氏)という考えで,今後も上位モデルを中心に展開するとした。

 2005年度の連結業績見通しについて,売上高は対前年度比8.3%増の2兆7500億円,営業利益は同5.9%増の1600億円と予測した。控えめな数値になったことについては,半導体やそのほかの電子部品の伸びが期待できないことを理由に挙げた。

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