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 伊仏STMicroelectronics社は,2005年第1四半期(2005年4月2日締め)の売上高が対前年同期比2.6%増の20億8300万米ドルだったと発表した(発表資料)。自動車分野や携帯電話機分野の売上げで2ケタの伸びがみられたという。ただし,販売価格の下落で利益率は低下した。また,構造改革の費用を7800万米ドル計上した。これらの減益要因により,同社は第1四半期に,営業損失6800万米ドル,純損失3100万米ドルを計上した。希薄化後の1株当たり損失は0.03米ドルである。

 製品グループで赤字を出したのは,Memory Productグループのみである。同グループは同社の売上高全体の20.2%にあたる4億2100万米ドルを売り上げたが,6200万米ドルの営業損失を計上した。前年同期の300万米ドルから赤字幅を拡大している。売上比率57.1%を占めるAplication Specific Productグループも,対前年同期比で45%の営業減益となった。売上比率21.9%を占めるMicrocontroller, Linear & Discreteグループは前年同期並みの営業利益を計上した。

 用途別にみても,売上高は全分野で直前期から減少している。ただし,自動車分野やコンピュータ分野は前年同期に比べれば,それぞれ13%,5%の増収となっている。

 同社のPresident and CEOであるCarlo Bozotti氏は,「当社は現在,コスト削減と製品系列の充実に向けたさまざまな施策を行っているところだ。これらの構造改革が達成されれば,四半期当たりで1億米ドルのコスト削減につながるはず」と話している。

 第2四半期(2005年4~6月)について同社は,売上高がこの第1四半期に対して−1%~+7%の範囲になるとみている。総利益率は,第1四半期の32.9%に対して,33.5±1.0%を見込んでいる。

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