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 日本ビクターの2005年3月期(2004年4月~2005年3月)決算は減収減益となった(PDF形式の発表資料)。売上高は対前年度比8.8%減の8405億9000万円,営業利益は同58.8%減の103億6900万円である。前年度は156億円の黒字だった当期純損益は18億5700万円の赤字へ転落した。

 大幅な減益要因となったのは,同社の主力である民生機器部門。同部門の営業利益は対前年度比59.8%減の103億8100万円と大きく落ち込んだ。全世界的な販売価格の下落と,新製品の市場投入の遅れが原因という(関連記事)。国内では液晶テレビやDVDレコーダ,ハード・ディスク装置を使ったビデオ・カメラ(関連記事)が販売数量を伸ばし,売上高は前年度から24%増加している。民生機器部門全体の売上高は対前年度比1.9%減の6308億600万円だった。

 電子デバイス部門の売上高は452億5600万円で,前年度から29.9%の減収となった。フロッピー・ディスク装置用モータや偏向ヨークの市場縮小に伴う売上げ減と,ビデオ・カメラやノート・パソコン,DVDレコーダなど向けの高密度基板の需要減が響いた。一方で,ハード・ディスク装置向け流体軸受けモータの売上げは好調に推移した。同部門の営業損失は17億3300万円。前年度から赤字幅を約14億円,縮小しており,2005年度には黒字化を目指すとしている。

 2006年3月期(2005年4月~2006年3月)の業績については,売上高9300億円(対前年度比11%増),経常利益180億円(同147%増),当期純利益70億円を見込んでいる。

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