PR
 ドイツInfineon Technologies AGは,2005会計年度第2四半期(2005年1~3月)の売上高が前年同期から約4%減の16億1000万ユーロだったと発表した(発表資料)。前年同期は3900万ユーロの利益を計上していた純損益は,1億1400万ユーロの赤字となった。

 純損失を計上した主な要因は通信部門の赤字である。同部門は前年同期から15%の減収となり,1億4200万ユーロの金利・税引前損失を計上した。携帯電話機市場で季節的な需要減があったことに加えて,Infineon社の顧客企業の需要が予測を下回ったため,無線事業で赤字が拡大した。

 純損失計上のもう1つの要因がメモリ価格の下落という。メモリ部門は売上高が前年同期から5%,直前の四半期からは17%,減少した。販売数量は伸びたものの,大幅な価格下落を相殺するには至らなかった。第3四半期はこの第2四半期の価格低下を受けて需要の伸びが予測されるが,Infineon社は「合弁会社やファウンドリーの生産能力拡大を背景に,市場の拡大を上回るペースで出荷を伸ばせるはず」とみている。同社は今後,価格下落の影響を受けにくい,利益率の高い製品系列を拡充していきたいとしている。

 自動車・産業機器向け部門では,売上高は対前年同期比で5%の増加となったものの,金利・税引前利益は27%の減少となった。この減益は主に「セキュリティ&チップカードIC事業」における価格低下の影響によるものという。

■海外企業の最新の決算はこちらからご覧いただけます。