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 パイオニアは,2005年3月期(2004年4月~2005年3月:2004年度)の連結決算を発表した(ニュース・リリース:PDF)。売上高は対前年度比5.0%増の7234億円だった。営業利益は同-94.5%の26億円に激減した。最終損益は前年度が248億円の利益に対して,2004年度は88億円の損失を出した。最終損益が赤字に転落したのは,1996年3月期以来9年ぶりである。

 国内向けDVDレコーダの価格が想定を超えて下落したことが響いた。「2004年度のDVDレコーダの価格下落を25%~30%と見込んでいたが,実際には40%を超える価格下落が起こった。コスト・ダウンには取り組んできたが,間に合わなかった」(同社専務取締役の新島昭氏)。DVDレコーダ事業は2005年度も赤字の予測で,黒字化するのは2006年度になるという。PDPは業務用を除くと,おおむね好調で市場を広げたとする。民生用PDPは国内,海外いずれでも売上高を増やした。

 2005年度の業績は次のように予測している。営業利益は2004年度の3.1倍に当たる80億円を見込む。また最終損益は10億円の黒字になると見る。PDPがそのけん引役とする。ただし,これまで続いていたPDPの製造ラインの増設は2005年度には実施しない。このため,設備投資額は2004年度の639億円から26.4%減少して,470億円になる。一方研究開発費は対前年度比7.3%増の600億円を予定する。

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